L'Encyclopedie de Raymond Lefèvre

Tomorrow's.. Symphonies du Futur

P.1979 Barclay 91038
All titles are available on the CD "Vocalion CDLK4592"

1. LES MONTAGNES DE HOKKAIDO
2. LA FOREST DE HOKKAIDO
3. CARNIVAL DES NEIGES
4. PRELUDE A L'AN DEUX..
5. LA FILLE D'ATHENES(THE GIRL FROM ATHENA)
 
1. ROCKYTRAIN
2. PRIERE POUR UN RETOUR
3. RISE
4. BALANCIADE(BALLAD IN RHYTHM)
5. MODULATIONS


Face A ◆ (1) 大いなる山〜「ほっかいどうシンフォニー第1部」 (2) 静けき森〜「ほっかいどうシンフォニー第2部」 (3) スノー・カーニヴァル〜「ほっかいどうシンフォニー第3部」 (4) 恋人たちのプレリュード (5) ミコロスの少女
Face B ◆ (1)+ロッキー・トレイン (2) 祈り (3) ライズ (4) 調和 (5) モデュレーション

 バークレー・オッシュ・スタジオでの最後の録音。ジャケットは日本盤の方が断然素晴らしい。熱のこもったライナーも書いておられる当時のディレクター氏に拍手を送りたい。「北海道シンフォニー」以外では、「ライズ」がいい。スロー・ロックとルフェーヴルの相性の良さを証明するような演奏。<市倉>

 ジャケットは国内盤の方が好きだ。三部作は言うことなし。「ミコロスの少女」「祈り」「調和」はいかにもルフェーヴルらしい。一方「ロッキー・トレイン」「モデュレーション」はいただけないと思いきや、改めて聴き直すと当時のルフェーヴルがテクノ・ポップを意識した、一歩進んだ音作りをしていたことを実感した。「ライズ」は80年ライヴのカコの熱演を思い出す。「恋人たちのプレリュード」だけはどうも…。<北川>

 「北海道シンフォニー」の3部作は別格として、「ミコロスの少女」や「祈り」「調和」なんかもいい演奏だと思う。「調和」はマスターにノイズがあったため、のちにビクターからルフェーヴル親子の作品ばかり集めた作品集『ルフェーヴル・プレイズ・ルフェーヴル』が出された時には収録されなかった。残念。「ライズ」を聴くとほんと、ルフェーヴルの多才ぶりがわかる。ブラスが重量感あっていい。この曲が唯一収録されている1983年に出たコンピレーションCDはあまり音がよくないが、マスタリング技術が発達した今、もう一度CDで聴きたい。<松本>

相当する日本のオリジナル盤

『ほっかいどうシンフォニー』 KING GP-792 (1980.2)

日本ではジャケットと曲順の変更がおこなわれて「夜間飛行」が追加されて発売された。なお、「ほっかいどうシンフォニー」とキング時代にひらがな表記だったのは、ルフェーヴルが「ほっかいどう」という言葉の響きを気に入っていたことからと思われる。漢字表記となったのはビクター時代以降。「"Night Flight" 夜間飛行」のタイトルはジェット・ストリームのエンディング・テーマ曲ということでつけられた名前で、作曲当時の原題は「"L'ile Bleu" 青い島」だった。

●Side A
(1)大いなる山〜「ほっかいどうシンフォニー第1部」 (2)静けき森 〜「ほっかいどうシンフォニー第2部」 (3)スノー・カーニヴァル〜「ほっかいどうシンフォニー第3部」 (4)祈り (5)ライズ
 
●Side B
(1)ミコロスの少女 (2)恋人たちのプレリュード (3)まぼろしの恋(愛ははるかに) (4)ロッキー・トレイン (5)モデュレーション (6)夜間飛行

new recording for Japan market : "Night Flight" - the theme music for FM radio program (B-6)