L'Encyclopedie de Raymond Lefèvre

Palmarès des Chansons No.3

P.1967 Riviera 521027
このアルバムはオリジナルの曲順のまま全曲CD化されている。
All titles are available on the CD "JVC VICP-64613".

1. INCH ALLAH
2. C'ET MA CHANSON (THIS IS MY SONG)
3. QUAND TU T'EN IRAS (TIME ALONE WITH TELL)
4. ENCORE UN JOUR SANS TOI
5. IL FAUT RANGER TA POUPEE (TIDY UP YOUR DOLL)
6. PRENDS TA GUITARE CHANTE AVEC MOI
 
1. KILLIMANJARO
2. PAR AMOUR PAR PITIE (FOR LOVE FOR PITY)
3. IL DOIT FAIRE BEAU LA-BAS
4. DOMMAGE DOMMAGE (TOO BAD TOO BAD)
5. SI J'ETAIS UN CHARPENTIER (IF I WERE CARPENTER)
6. LES TEMOINS


Face A ◆ (1) インシャラー (2) 愛のセレナード (3) 愛のわかれ (4) あなたなしの日 (5) 君の人形を片づけて (6) ギターをとって
Face B ◆ (1) 遙かなるキリマンジャロ (2) 愛とあわれみ (3) 幸福をさがそう (4) ドマージュ・ドマージュ(心に雨が降る) (5) この小さな願い (6) 愛のあかし

 何と言っても「インシャラー」のスケール感が素晴らしい。この演奏を聴くたびに“マルチ録音が何だ!”と思ってしまう。「愛のセレナード」「遙かなるキリマンジャロ」共に、展開部でのストリングスの響きが何とも心地よく、大変気に入っている演奏である。収録曲の知名度という点で、No.2以上にオリジナルのままでは国内発売しにくかったアルバムだろう。<市倉>

 ホール・トーンの効いたブラス&ストリングスで透明度の高いサウンドの名盤。録音もNo.4までの中では一番いい出来だ。ただしレコードのカッティングは良くない。「ギターをとって」は典型的なルフェーヴル・サウンド。日本未発表の「君の人形を片づけて」もいい演奏だ。プゥルセルとの共作「愛のあかし」はダイナミックで恰好いい。個人的にどうしても「愛のセレナード」だけはいただけない。<北川>

 主旋律を受け持つ楽器が、これまでのトランペットやヴァイオリンに加えピアノやオーボエなど多彩になり、多くの楽器がからみ合ってハーモニーを生み出す“ルフェーヴルらしい”演奏が出てきた。特に「ドマージュ・ドマージュ」「愛のセレナード」「愛のわかれ」「あなたなしの日」のようなスケールの大きな演奏や、「愛とあわれみ」のきびきびとしたストリングスが生み出す響きがいい。<松本>

相当する日本のオリジナル盤

『魅惑のムード』KING SR-151(1967.12)

日本ではオリジナルのままでは発売されず、SR-151、SR-164の2枚のアルバムに分散されて紹介された。なお「あなたなしの日」「愛とあわれみ」「幸福をさがそう」は1977年10月に発売されたオリジナルアルバムの復刻編集盤『パーリー・スペンサーの日々(KING GP-512)』に、「ギターをとって」は『涙のカノン(KING GP-513)』に収録して発売された。

●Side A
(1)青い影 (2)男と女 (3)リトル・マン (4)ブラック・イズ・ブラック (5)愛の願い (6)遙かなるキリマンジャロ (7)君を愛す
 
●Side B
(1)イエスタデイ (2)グルーヴィン (3)リリース・ミー (4)ドマージュ・ドマージュ (5)セリーヌの瞳 (6)この小さな願い (7)インシャラー