L'Encyclopedie de Raymond Lefèvre

仏オリジナル盤に収録されていない作品を収めた主なシングル盤

Do It Now / Day by Day

「ドゥ・イット・ナウ」はアメリカで編成されたオリジナル・アルバムには入っていたが、フランスではどのアルバムにも収録されず、このシングル盤のみで発売されていた模様。フランス・オリジナル・アルバム復刻版を日本でCDで出すことになった時、この曲をボーナス曲で入れたいと言ったら、ルフェーヴルさんは「私が録音した"D"で始まる曲で、そんな曲をレコーディングした覚えはない」と連絡してきたが、このジャケット写真をFAXで送ると思い出していただけたようだ。英語の曲題の方は忘れていたのだろう。
P. 1972 Barclay

Les Enfants du Siècle / The Sound of Love

「サウンド・オブ・ラヴ」は、フランスでもシングル盤でしか出たことがなかった模様で、ファンの間でも永らく知られていなかった作品。両面とも文字だけのジャケットで、おそらく「現代っ子」の方がA面扱い。
P. 1974 Barclay

幸せのコンチェルト LES QUATRE SAISONS - LE PRINTEMPS
雪の降る街を Yuki No Furu Machi O 

1975年の来日公演で披露された2曲を早速レコーディング。『潮風のマリー』のアルバムに入れなかったのは、1曲だけ日本の曲が入ると雰囲気が崩れると判断したためか?
P.1976 KING HIT-2247

ソロモンの夢 Eux
新シバの女王 La Reine De Saba 

キングレコードのディレクターがルフェーヴルの新たなヒット曲を求めて日本に届いていた古い録音のテープの中から見つけ出し再レコーディングを依頼した作品。だから曲名も「シバの女王」と対比させる意味合いで「ソロモンの夢」に。
P.1977 KING CM-50

グッデイ・グッタイム Good-day Good-time (Le Festival de Automne)
渚のトランペット Le Concerto de La Mer

FM東京主催のイベントのテーマ曲をルフェーヴルが作曲。ジャケットの裏に譜面が掲載され、歌詞の応募要項も書かれている。「渚のトランペット」はその後、コンピレーション・アルバムに収録されたこともある。
P. 1978 KING CM-150

ラヴ・ワールド Monde D'amour
愛のシンフォニー Une Simple Melodie

FM東京の人気番組のテーマ曲を録音。バロック風でちょっとノーブルな感じがスポンサーや番組の意向とマッチしたのか、一度ピエール・ポルトの演奏のものに変えられたものの復活し、かなり長い間使われた。
P. 1979 KING CM-261

流れゆくまま〜「ノーマ・レイ」 Norma Rae
マイ・ライフ My Life

前出の「ラヴ・ワールド」と同時にキングレコードが録音を依頼した映画音楽曲。映画はまったく話題にもならなかった。
P. 1979 KING FMS-108

夜間飛行 Night Flight (L'île Bleue)
ライズ Rise

日本で発売された「ほっかいどうシンフォニー」のアルバムに収録されている「夜間飛行」は、フランス・オリジナル盤には収録されておらず未発表扱い。フランスの音楽著作権管理上では、この曲は"île Bleue"の名(日本語で「青い島」)で登録されている。
P. 1980 KING CM-286

欽ちゃんの週刊欽曜日のテーマ Jump with Kinchan
男と女のポエム Une Poeme Pour Un Homme et Une Femme

コメディ番組のテーマ曲を演奏した異色作。喜劇俳優ルイ・ド・フュネスの映画を担当してきたので、本人としてはごく普通に取り組んだのかもしれない。
P. 1983 LONDON S07B-1015