L'Encyclopedie de Raymond Lefèvre

Raymond Lefèvre No.5

P.1967 Riviera 521038
このアルバムはオリジナルの曲順のまま全曲CD化されている。
All titles are available on the CD "JVC VICP-64615".

1. THE LAST WALTZ (LA DERNIERE VALSE)
2. SAN FRANCISCO
3. JE N'AURAI PAS LE TEMPS (IF I ONLY HAD TIME)
4. UNE LARME AU NUAGES
5. I LOVE YOU YOU LOVE ME
6. HOW CAN I BE SURE
 
1. ARANJUEZ MON AMOUR
2. THE WORLD WE KNOW (UN MONDE AVEC TOI)
3. YERUSHALAIM
4. LA REINE DE SABA
5. LA MUSIQUE (ANGELICA)


Face A ◆ (1) ラスト・ワルツ (2) 花のサンフランシスコ (3) つかのまの幸福 (4) ひとつぶの涙 (5) アイ・ラヴ・ユー,ユー・ラヴ・ミー (6) 高鳴る心
Face B ◆ (1) 恋のアランフェス (2) 恋の旅路 (3) エルサレム (4) シバの女王 (5) アンジェリカ

 「シバの女王」がなければ地味な印象のアルバムである。「ひとつぶの涙」は、意外や、4大オケ中最もリズミカルで明るい演奏。「アンジェリカ」は大変まとまりの良いアレンジとして評価している。「花のサンフランシスコ」はちょっとアクが強すぎて、滑らかにメロディを歌い上げるモーリアの方が好きだ。<市倉>

 まずジャケットが当時の彼の人気ぶりをうかがわせ、本人もお気に入りだ!CD化された曲を聴いて比較すると、録音は同時期の4大楽団のアルバムの中では一番いいかもしれない。モーリアとは7曲も競作があるが、個人的にはどの曲のアレンジもこちらの方が素晴らしく、ビートの効いた演奏のルフェーヴル盤の方が好きだ。<北川>

 しっとりと聴かせる曲(「つかのまの幸福」「恋のアランフェス」「恋の旅路」等)あり、リズミカルな曲(「ラスト・ワルツ」「花のサンフランシスコ」「ひとつぶの涙」等)ありで選曲もさらに多頃になった。この中で、左右のストリングスやコーラスがとけあってハーモニーを形作る「シバの女王」は他の曲とは違ったイメージを受ける。しかし、この音づくりこそがこれ以降のルフェーヴル・サウンドの原点となったのだ。<松本>

相当する日本のオリジナル盤

『ばら色の心』KING SR-190 (1968.7)

日本ではオリジナルのままでは発売されず、SR-164、SR-190、SR-222の3枚のアルバムに分散されて紹介された。なお「つかのまの幸福」は1977年10月に発売されたオリジナルアルバムの復刻編集盤『涙のカノン(KING GP-513)』に収録して発売された。

●Side A
(1)ばら色の心 (2)二人のロマン (3)ラ・パッショナータ (4)パリのあやつり人形 (5)アディオス・アモール (6)アイ・ラヴ・ユー・ユー・ラヴ・ミー (7)青い影
 
●Side B
(1)アンジェリカ (2)高鳴る心 (3)ひとつぶの涙 (4)男が女を愛する時 (5)バラの憧れ(バラは憧れ) (6)恋の旅路 (7)ラスト・ワルツ