L'Encyclopedie de Raymond Lefèvre

Lefèvre Meets Chiharu

P.1984 for Japan Market 
L28B1087

1. NAGAREBOSHI 
2. KISETSU NO NAKA DE 
3. SOTSUGYO 
4. MOU ICHIDO
5. OHINARU AI YO YUME YO
6. AUTUMNE EN IRLANDE
 
1. NAGAI YORU
2. SING A SONG
3. GIN NO AME
4. HONOO
5 LA REINE DE SABA (with Chiharu Matsuyama)


Face A ◆ (1) 流れ星 (2) 季節の中で (3) 卒業 (4) もう一度 (5) 大いなる愛よ夢よ (6) 出逢い
Face A ◆ (1) 長い夜 (2) SING A SONG (3) 銀の雨 (4) 炎 (5) シバの女王〔松山千春 歌〕

 ニューミュージック界のトップ・アーティスト松山千春の作品集。ロンドンレコード時代のディレクター氏によると8万枚の売り上げを記録したとか。企画自体には賛否両論あったが、時間をおいて聴き直してみると、ルフェーヴルの音楽レベルが守られたアルバムであることを納得する。「卒業」や「銀の雨」など、千春の歌がなくても詩心が伝わってくる。<市倉>

 解説とは全く違う制作経緯を知っていただけに、発売日に1度針を通しただけだった。10年後、「流れ星」が番組テーマ曲に使われたのを機にこの曲をCDで聴き直すと悪くはなかった。ただし、全体的には歌のない歌謡曲よりはまだマシかと言ったところ。「シバの女王」を聴けば伴奏者として、モーリアもそうだが彼の才能は秀逸だ!<北川>

 「シバの女王」は演奏ものと伴奏ものとで、ルフェーヴルのアレンジに対するアプローチがいかに違うかを示す好例。一方、調律が悪いようなピアノの音色がする「長い夜」を聴く、どこまでルフェーヴルの手によるものか疑問になる。この中で1曲を挙げるとすれば「大いなる愛よ夢よ」だろう。雄大な北の大地を思い起こすようなルフェーヴルのどっしりとした演奏は、他のどのアレンジャーも創り出すことはできない世界だ。それにしてもポリドールのマスタリングはひどい。<松本>