My special thanks to Mr. João Roberto Gaiotto !
今年（2019年6月26日）ブラジルでフレンチ・スタイルのポップス・オーケストラ演奏会を主催したJoão Roberto Gaiottoさんから、その時の映像を日本の多くのイージー・リスニング・ファンに紹介してほしい、と連絡を受けました。指揮者は、ポール・モーリアと一緒に音楽を作り続けてきたGill Gumbus。長年いっしょに音楽を創り続けてきたポール・モーリアだけでなく、フランク・プゥルセルやレイモン・ルフェーヴルによる編曲を基にした演奏もあります。（「コンコルド」や「四季メドレー」など、隠し撮り映像をあげている人がいるようですね。）
実は、日本でもルフェーヴルのファン・クラブが映像会社とともに、プロモーターや企画会社に、ほぼ同じ内容の企画を持ち込んだことがあったのですが、全部、断られてしまった経緯があり、「ああ、日本と同じく、イージー・リスニングが好きな人が多いブラジルでは実現してるんだ！」と驚きました。
フレンチ・スタイルのイージー・リスニング・オーケストラは、電子楽器、打楽器から、トランペット、フルート、ヴァイオリンまで楽器の種類が多く、マイクも楽器ごとに設置して音量やエコーなどを調整していく必要がありますので、他のポピュラー音楽やクラシック音楽と違って、ステージの演出はたいへん手間がかかります。これをきちんとプロデュースできる人は、プロモーターには、もう残っていません。さらに、日本の音楽業界は国内指向が強く、クラシックでもまともに稼げない状態なのに、洋楽、それも歌のないオーケストラは興行的に難しい、というのが一般的な考え方になってきています。残念ですが、それが現実です。
でも、ブラジルで、このようなコンサートが実現できているのですから、なんとか開催の機会を見つけたいものです。
映像は今後も追加される予定、とのことです。追加されたら、このページでご紹介していきたいと思います。
（2019/11/03）
演奏曲目（全て、曲の一部です）
1. Building The Groove / ビルディング・ザ・グルーブ
2. Tous Les Visages De L'amour (She) / 忘れじのおもかげ
3. Âme Câline (Soul Coaxing) / バラ色の心
4. Elvira Madigan (Andante aus dem klavierkonzert No.21) / 短くも美しく燃え
5. Tristeza Do Jega
6. Pearl Fishers (Les Pecheurs De Perles) / 真珠採り
7. Prelude 59 / 渚のプレリュード
8. Un Homme Et Une Femme / 男と女（ルグランの「風のささやき」とのメドレーより）
9. Brazil (Aquarela Do Brasil) / ブラジル（ブラジル音楽メドレーより）
10. I Love The Earth - composed by Gilles Gambus
11. Divertimento / ふたりのディヴェルティメント
12. Viagem / 旅
13. Memories - composed by Gilles Gambus
14. Toccata / 涙のトッカータ
15. L'amour Est Bleu (Love Is Blue) / 恋はみずいろ
16. Concorde / コンコルド（夢の飛行）
17. Etude In A New Form / 愛のエチュード
18. L'Ete - Les Quatre Saisons / 四季の夏（四季メドレーより）
19. Erica's Song - composed by Gilles Gambus
1, 4, 6, 7, 8, 11, 12, 14, 15, 17 :À la Paul Mauriat
2, 16 :À la Franck Pourcel
3. 18 :À la Raymond Lefèvre
The concert "The Music Of The French Orchestras", conducted by french pianist and composer Gilles Gambus, was realized in June, the 26 /19, at the Guaira Auditorium in Curitiba, Paraná, Brasil.
〜フランク・プゥルセルのアレンジを基に
〜レイモン・ルフェーヴルのアレンジを基に
[2019.11.03 up date]