Danielle Licari - ダニエル・リカーリ
(1943.11.11 - )
交響楽団指揮者の父のもと、北フランスの海辺の街ブローニュ=シュル=メールに生まれました。5歳から12歳まで音楽教育を受け、やがてフランス国営放送のコーラス隊のメンバーとなり、その後レ・バランティーヌという音楽のトリオを作り活動を始めます。その後、1964年には全編が歌によって作られた映画『シェルブールの雨傘』で主演のカトリーヌ・ド・ヌーブの歌声の吹き替えに起用されたことでその名を知られるようになり、さらにR&Bを主に歌うレ・フィズというトリオを結成し歌手のバック・コーラスなどの経験を積み、彼女は自分の歌唱スタイルを確立させていきました。1970年のこと、サン・プルーのが自身の作品「ふたりの天使」のヴォカリーズ(歌詞がなく母音のみで歌う歌唱法)としてリカーリを起用。この大ヒットとともに「スキャットの女王」といった異名を持つほど、リカーリの名は多くの人に知られるようになりました。来日公演は1971年にフランシス・レイと、1972年と74年にルフェーヴルと、1975年には単独で、1982年にはピエール・ポルトとおこなっています。
●こちらは「私のレコードアルバム」のコーナーで紹介しています。