Memorabilia


ダニエル・リカーリ単独の来日公演を収めたライヴ盤

Barclay GXI-9004
KING Records
[30cmLP]
P. 1975

ダニエル・リカーリ・ライヴ・イン・ジャパン

 ダニエル・リカーリは1971年にはフランシス・レイと、1972年と1974年はレイモン・ルフェーヴル・グランド・オーケストラとともに来日し、4曲から5曲の演奏を披露した。これらのコンサートではリカーリはゲスト扱いであったことを考えると、この1975年6月に開催されたコンサートこそが、彼女としての初の本格的な来日公演であったと言えるだろう。ただ、トランペットなら色々な奏法があって変化があるだろうが、「ダバダバ」だけで2時間近いコンサートを成立させるのはかなりきつかったのではないだろうか。
 録音を手がけたのはキングレコードの名録音技師である高和元彦さんと、ルフェーヴルなども担当した名プロデューサー西田克彦さん。レコード会社の最高のメンバーが、イージー・リスニングをポピュラー音楽の本道として扱っていた時代だった。
(2015/01/24)
 
以下、追記。
ここに紹介するアルバムは、以下のアルバムを編集して1枚にした内容です。
GEMシリーズは、毎年秋に発売されるキングレコード所属アーティストのベスト盤シリーズという位置づけだったので、数年間はカタログに残っていますが実質的には早々に店頭から姿を消していたものと思われます。「花」なんてやってたんですね。
GEM-1671/72 1975/10/25発売『GEM/ダニエル・リカーリ・ライヴ・イン・ジャパン』
恋の乙女/恋するガリア/恋のプレリュード/主よ、人の望みの喜びよ/恋の微笑み/恋するモディーニア/ペルシャの市場にて/悲しみの調べ/夜のメヌエット/愛のプレリュード(アヴェ・マリア)/白鳥/幻想のアダージョ/勝利への讃歌
ブラームスのワルツ/ヘ調のメロディ/金髪のシルバ/天使のささやき/愛の夢/黒いオルフェ/ロミオとジュリエット/花/幸せのささやき/恋のアランフェス/ふたりの天使
演奏:シャンプル・サンフォニエット・ストリングス
録音:1975/6/29, 7/4 中野サンプラザホールにて収録
(2016/11/4)

Side 1 (Face 1)

1. Allegro Du Grand Siecle De Marcello / 恋の乙女
2. Largo du concerto en Fa mineur / 恋するガリア
3. Tristesse De Chopin (Etude op10 n°3) / 別れの曲(悲しみのしらべ)
4. Ave Maria / グノーのアヴェ・マリア(愛のプレリュード)
5. Pathetique Sonata, Adagio / 幻想のアダージョ
6. Here's To You / 勝利への賛歌

Side 2 (Face 2)

1. Valse / ブラームスのワルツ
2. Rêve D'amour / 愛の夢
3. Un Jour Pour Nous "Romeo And Juliet" / ロミオとジュリエット
4. La Marche Turque / 幸せのささやき
5. Aranjuez Mon Amour / 恋のアランフェス
6. Concerto Pour Une Voix / ふたりの天使