Memorabilia


 日本ではCD化されていないダリダの「18歳の彼」日本語盤

Universal (Barclay)

Il Venait D'Avoir 18 Ans / Dalida

 ダリダはバークレーから離れ、兄(弟だっけ?)のオランド氏がプロデュースを手がけるようになり、インターナショナル・ショウズというレーベルで「傷ついた小鳥」「あまい囁き」「潮風のマリー」「ベサメ・ムーチョ」といったヒット曲を次々と放ち、時代を先取りする女性歌手として大きく変貌を遂げます。現在は、インターナショナル・ショウズから発売されていた音源もバークレーから供給されていますが、そんなオランド氏がプロデュースした作品を200曲近く集めたのがこの作品集"L'intégrale des enregistrements Orlando"です。
 ルフェーヴルも演奏した1973年サン・レモ音楽祭の入賞曲「ジュリアン(エリーザ・エリーザ)」や同じくイタリアのヒット曲「アニマ・ミア」など隠れた名曲も数多く収録されていますが、特に注目すべきは「18歳の彼」の日本語版。この曲は18歳の若い男に恋をした年上の女性の心を歌ったもので、日本人のシャンソン歌手の間でも人気があり、この曲を日本語で取り上げている人は結構いるようです。当時、キングレコードも日本語で歌ってもらうようリクエストしたのだと思いますが、それ以降、発売されていないと思います。(注釈:1975/2/21にHIT-2193として仏語/日本語を収録して発売されました。)
なお、オランド氏のプロデュースではないと思うのですがルフェーヴルのアレンジした「オー・ソレ・ミオ」の日本語版も収録されています。(2016/09/22)