Memorabilia


 ロス・インディオス・タバハラスのギター・デュオによるクラシック集

RCA
Japan Victor Corporation
SRA-9179 [ 30cmLP]
 
※以下の2枚のLPを2枚組にしたものです
SHP-6133『愛の夢』P.1970
SHP-5541『花のワルツ』P.1966

豪華版 タバハラス・クラシック・ギター大全集

 ロス・インディオス・タバハラスと言うと「マリア・エレーナ」が最大のヒット曲として知られている。インディアンのような衣装を着たジャケット写真がイメージにあるが、本人にしてみればそんな自分が着たこともない勝手にイメージづけられた服で活動することがイヤだったようで、また自分たちが弾きたいショパンを始めとしたクラシック曲ではなくラテン系の音楽を中心としたポピュラー音楽ばかり録音させられたことも不満だったと言う。白人の偏見もあったかもしれないが、ギターでピアノ曲などのクラシック曲でそれをブラジルのインディオが演奏するというのは確かにマーケティング観点から見ると難しいのは間違いない。そんな中でやっと出させてもらったクラシック作品集。これは1966年と1970年に発売された2枚のアルバムをカップリングしたもの。やはり本人がクラシックを取り組むきっかけを作ったショパンの作品が特に素晴らしい。特にYou-Tubeで検索してもすぐに引っかかってくる「ワルツ嬰ハ短調」は絶品。CD化されていないのが残念でならない。
(2015/02/07)

Disc 1 : Side 1 (Face 1)

1. Gypsy Airs / チゴイネルワイゼン
2. Valse Opus 69 No.2 / ショパンのワルツ ロ短調
3. Prelude and Fugue No.6 in D Minor / 前奏曲とフーガ 第6番

Disc 1 : Side 2 (Face 2)

1. Valse Triste / 悲しきワルツ
2. Rêve D'amour / 愛の夢
3. Prelude No.9 in E Major / 前奏曲第9番
4. Tristesse De Chopin (Etude op10 n°3) / 別れの曲

Disc 2 : Side 1 (Face 1)

1. Flower Waltz from The Nutcracker op.71 / 花のワルツ
2. Valse in C-sharp / ワルツ嬰ハ短調
3. Recuerdos De La Alhambra / アルハンブラの思い出

Disc 2 : Side 2 (Face 2)

1. Le Vol Du Bourdon (Tsar Saltar) / 熊蜂の飛行
2. Valse No. 6 En Ré Majeur Op. 64 No. 1 / 子犬のワルツ
3. Fugue No.3 / フーガ第3番
4. Ritual Fire Dance / 火祭りの踊り
5. Fantaisie Impromptu C-Sharp Minor, Op.66 / 幻想即興曲