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Voici Les Clés / 幸福の鍵
今回、カラベリのLPから5枚選ぶにあたり、1枚をフランス盤にしてみました。当時、フランスでは数多くのアルバムが発売されていて、日本で紹介されていないアルバムが多かったのですが、これはそのうちの1枚です。このように、日本で紹介されていないアルバムは海外でのセールスを考えず、フランスでヒットしていた、カラベリ自身が演奏してみたいと純粋に思ったであろう曲ばかりを収録しているからか、演奏の粒が揃っていてカラベリのアレンジの良さが生かされているように感じます。
1曲目はポール・モーリアも演奏しているジェラール・ルノルマンの曲。「君を歌う」「星の王子様」といった曲でも知られる歌手です。2曲めは「悲しみの季節」「夢見るハワイ」で知られるシェイラの曲、3曲めはフランスのロックンローラー:エディ・ミッチェルの曲、4曲めはドイツのバンド、「怪盗ラスプーチン」のヒットで知られるボニーMの曲、5曲めはポール・モーリアもレコーディングしているジュリアン・クレールの作品。この人、フランス・ギャルのクロード・フランソワの次の恋人と言われていた人です。「廃墟で歌う」「君に捧げるメロディ」などのヒット曲があります。6曲目はナナ・ムスクリのヒット曲ですね。日本でもCMなんかで使われました。
B面の1曲めはアバのヒット曲、2曲めはプゥルセルやモーリアも取り上げたマンハッタン・トランスファーの曲、3曲めは「ギンザ・レッド・ウィ・ウィ」で知られ「ムーンライト・セレナーデ」をフランスでリバイバルヒットさせたデイヴの曲、4曲めは「雨の訪問者」など映画への出演も多いアニー・コルディの作品、5曲目はシルヴィ・バルタンの曲、そして最後の曲はカラベリのオリジナル曲。
ということで、純粋にフランスでヒットしていたであろう曲が選ばれています。
(2019/4/13)
01. Voici Les Clés "Nel Coure, Nei, Sensi" / 幸福の鍵
02. L'Amour Qui Brule En Moi
03. Sur La Route De Memphis
04. Daddy Cool
05. Le Coeur Trop Grand Pour Moi / 幻の愛
06. Quand Tu Chantes / 青空の恋人
07. Money, Money, Money / マネー・マネー・マネー
08. Chanson D'Amour / シャンソン・ダムール
09. Hurlevent
10. Ça Ira Mieux Demain
11. Ta Sorciere Bien-Aimee / 愛のひとりごと
12. The Men Playing The Guitar