トリノ出身で、本名はチェレステ･ラファエレ･ロッソ"Celeste Raffaele Rosso" と言います。5 歳で地元教会のブラスバンドに入って手にした楽器がトランペットでした。17歳の時、トリノがナチス･ドイツに支配されたのを機に反ナチス集団パルチザンに参加。勝利した1945年4月5 日、パレードの先頭でイタリア国旗を振っていたのがニニだったそうです。1954年、映画監督フェデリコ･フェリーニは『道』の主題曲「ジェルソミーナ」でニニを起用。以降、1959年の『甘い生活』、翌年の『太陽がいっぱい』とニニの活躍の場は広がります。1961年にTV番組内で「夕焼けのトランペット」でソロ･デビュー、さらに1965年に「夜空のトランペット」で世界的に知られるようになりました。