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 フランス・ギャルのデビューアルバム

Universal Music Japan
UICY-78577

Franc Gall - FG

 このアルバムの一番のイージー・リスニング・ファンにとっての目玉は、「一緒にいると」ですね。なにせ、フランク・プゥルセルとレイモン・ルフェーヴルの共作曲ですから。「恋のためいき」は私はダニエル・ヴィダルの歌の方で先に聞いていましたが、ヴィダルの歌声の方が声に伸びがあって個人的に好きですね。今度はダニエル・ヴィダルのオリジナル盤を出してくれないでしょうかね。ユニバーサルさん?
 それにしても、フランス・ギャルのつっけんどんな歌い方は、本当のところ、わざとなのか、それともその程度の歌唱力なのでしょうか。このライナーノートでササキけんぞう氏がいろいろな根拠を挙げて書いている「ギャルは実はヘタウマに歌わせていた可能性がある」「アニーとボンボンの真意を知らなかった説は作り話?」というふたつの説は、私もクロード・フランソワの伝記映画「最後のマイ・ウエイ」を観て同じ感想を抱いたこともあって、意外と当たっているのかもしれない、と思ってます。1947年生まれで、このアルバムが発売された1966年は19歳であることを考えると、ジャケットに子供っぽさを演出しているように見えます。
(2018/2/10)

Disc 1

01. Tu N'As Pas Le Droit / あなたに権利はない
02. Il Neige / 雪が降る
03. Oh ! Quelle Famille / ああ!なんて家族
04. Les Leçons Particulieres / 個人レッスン
05. J'Ai Retrouve Mon Chien / 私の犬を見つけた
06. Bonsoir John-John / ボンソワール・ジョン・ジョン
07. Celui Que J'Aime / わたしの好きな人
08. L'Echo / エコー
09. La Rose Des Vents / 羅針盤
10. La Guerre Des Chansons / シャンソン戦争
11. Les Sucettes / アニーとボンボン
12. Quand On Est Ensemble / 一緒にいると
13. Boom Boom / ブーム・ブーム
14. Polichinelle / 恋のためいき(ポリシネル)