「もうそろそるブームも終わりましたね」なんてマスコミは自分で勝手にブームをあおっておきながら勝手に終結宣言を出していますが、こどもたちにとってはＴシャツや人形、ＣＤ等が出そろったこれからがブームの本番。そんな中に登場したあっと驚く話題盤。原曲に忠実なアレンジですので、クレイダーマンのピアノとオーケストラをバックに歌うのもよし、カラオケ・ヴァージョンをバックに添付のピアノ譜で演奏してクレイダーマンを気取るもよし、なかなか楽しめるアルバムです。(2)はイタリアのゼッキーノ・ドロという子供のための音楽祭の入賞曲ですからクレイダーマンも知っている曲かもしれません。なおゼッキーノ・ドロの入賞曲はＮＨＫ「みんなのうた」でも時々取り上げられています。(3)はフランク・ミルズのヒット曲ですが、彼のＣＤが契約の関係で日本では出せない状態になっていて、一方でこの曲をクレイダーマンの曲と勘違いしている人がビクターに「“愛のオルゴール”は出さないのですか」としばしば問い合わせがあったことから今回レコーディングを依頼したものだそうです。 (2001.05.03)